介護エプロンで快適介護を実現しよう│介助者サポートガイド

男性と女性

そのままにしておくと

水を飲んでいたら、首元に水が垂れてきたことよくありませんか。おしとやかに飲んでいても、口元から水分が垂れてきてしまうのはちょくちょくあることです。ただし、食べこぼしの時と違うのは、こぼしたことを本人しか気付きにくいこと。オレンジジュースなどの色つきのジュースであれば別ですが、液体が衣服にこぼれても、冷たいくらいで乾くまで特に気にしない方も多いのではないでしょうか。ただし、病院や施設ではこれは気をつけないといけないことです。なぜかと言うと、飲みこぼしは本人しか気付きにくいということは、水分量に関係するからです。高齢者の方は、意識して水分をとってもらうようにしなければなりません。しかもこれから暑い季節になればなおさらで、もし知らない内に水分の飲みこぼしがあれば、その日の摂取量に換算されてしまい、脱水症状を招いてしまう危険性もあるのです。また、衣服に飲みこぼしがあるともう一つ、衛生面で問題があります。ご本人しか気付かなれば、ご本人が飲み物がこぼれて冷たい思いをしているのにも気づくことができないかもしれません。水分を含んだ衣服をそのまま着用していれば、肌の敏感な人であればかぶれたり、またはクーラーで冷やされて風邪を引いてしまうおそれもあります。ですから、介護エプロンは病院や施設での体調管理の面でも役に立ってくれると思います。

食べこぼしがあると、何が起こるでしょう。健康な時、人は当たり前に手を使って口にご飯を運びます。スプーンもお箸もフォークだって、いちいち使う時に考えながら使用することはありません。意識しなくても、自然に食べれています。それが、もし手に麻痺が生まれたり、視覚に異常が認められた時はどうでしょう。利き手に麻痺が認められれば、物を上手に食べることだってままなりません。また、視覚が何らかの異常によって狭まってしまった場合も同様です。左側が見えないなどの症状があれば、食器を置くところにだって気を配らないといけないのです。これでは、本人からしても楽しい食事は工夫なしには難しいですよね。